当相談室では、“箱庭療法”という方法を用いています(希望される方のみ)。
箱庭療法とは、砂が入れられた木の箱の中に、クライエントに人形などを使って作品を作ってもらうというカウンセリングの方法で、クライエントに作ってもらった作品の中に「その人らしさ」や「その人のこころのありよう」が表現されます。そこで、そこに表現されたものについて、カウンセラーとクライエントが話し合うことによって、クライエントが少しずつ自分のこころを理解し、自分のありようを変えていくことになります。
大人であれば、「自分のことを言葉で表現することが苦手」という方や「言葉以外での表現活動に興味がある」という方には向いていると思いますが、「言葉で表現することは苦手ではないけれども少しは言葉以外の表現方法も使ってみたい」という方にも適した方法だと思います。
子どもの場合、言葉で表現する能力がまだ十分には発達していないこともあって、ほとんどの子どもがこうした方法に適していると思います。